2020アシテジ世界大会へのおさそい

アシテジ日本センター会長 森田勝也

新型コロナウイルスの影響を受けて延期となりましたが、3年に一度のアシテジ世界大会が3月23日から31日まで9日間の日程で初めて日本(東京・長野)で開催されます。海外から多数の劇団と観客が集うフェスティバルです。

この期間、舞台公演は勿論ですが、シンポジウムやセミナーとワークショップ等が開催されます。児童青少年のための演劇フェスではありますが、老若男女が大いに楽しめる舞台芸術の祭典にもなっています。厳選された海外からの作品、選りすぐりの日本の専門劇団の公演等演劇のもつ上質な魅力を集中して堪能できる数少ない機会だと思います。親子でそして友人同志で、ぜひ鑑賞し、体感してもらい演劇のもつ生の魅力、プロのパフォーマンスを味わってもらえればと思っています。

また、演劇の公演ばかりではなく、人形劇や、影絵、古典芸能、クラウン、ミュージカルなどあらゆる舞台芸術の分野を体験できるワークショップや、研究者のための実践報告、セミナーも多く用意されています。さらに子どもたちをとりまく文化芸術環境について海外の人も含めて通訳付きで話し合うシンポジュウムなどの機会も設けられています。

舞台芸術を通して、文化芸術のもつ力に触れることは、は人として生きていくうえで「心のゆとり」として必要な栄養源です。また豊かな感性をもつ児童や青少年のうちに舞台芸術に触れ、鑑賞することは「心の栄養の源泉」となり、将来豊かな心と品性をもった人間として成長するためには欠かせません。言葉を超えた舞台芸術を体験、鑑賞しながら世界の人たちと交流しあい、理解しあい、深めあえる機会です。多くの方々の参加をお待ちしています。